『旧高田邸ライトアップ』

僕がライトアップの仕事を始めて、今年で8年目を迎えます。

これまでいろんな現場でお世話になり、自分の技術を高めるべく、

試行錯誤しながらやってきました。

今では企業様から仕事を頂き、

ひと現場デザインから施工まで全てを任せて頂けるようになりました。

これも一重に素敵な出会いがあったからであり、決して自分だけの力ではありません。

本当に感謝です。

そんな8年目を迎える中で、今でも素敵な思い出として鮮明に心に残っているライトアップ。。

それが、この『旧高田邸ライトアップ』です。

ライトアップの仕事を始めて2年目のこと。。

知識や技術的には今の方が明らかに上。

それでもこのライトアップを超える経験をしたことが今でもないかなと思います。。

『旧高田邸』

『旧高田邸』

東京国立市の住宅街にひっそりと佇む昭和4年に建てられた『旧高田邸』。

昭和初期の国立の様子を今に伝えるたいへん希少な文化住宅。

残念ながら2015年5月に解体されてしまいました。

ライトアップはその解体前に開催された『旧高田邸さよならイベント』で

予定にはなかった中、急遽参加させて頂いたのです。

『外観の様子』

『2Fの内装の様子』

『室内の照明』

ライトアップを実施するにあたり、心がけたこと、

それは地域住民の方々が楽しめて、かつ建物の良さを引き立たせること。

そしてイメージを崩さないこと。

そこで考えたのが竹あかり。。

元々庭は竹林になっていたのでイメージはピッタリと思いました。

そうと決まれば竹を伐りに竹林へ。

母方の実家が竹林を所有しているのでそこでノコギリ1本持って。。

ノコギリ1本はかなり大変な作業でしたが。。(笑)

そして伐ってきた竹を更にカットして照明機材と一緒に設置。

『旧高田邸ライトアップ様子』

『竹あかり』

今思えば、もっとこうしてればもっと良くなってたかなって思う部分もたくさんありますが。。

それでも実際に公開してからたくさんのお客様からとても好評で、

しかも子どもたちが竹あかりに顔を近づけてみたり、はしゃいだりして、

とても素敵なスマイルをしているところがとても印象的でした。

今の自分があるのはこのライトアップで皆さんのスマイルを見たからなって思います。

そして何よりこの『旧高田邸』を実際に管理していた方から、

『最後に素敵なライトアップをありがとうございました。』

『取り壊しになる建物に素敵なプレゼントが出来ました。』と。。

未だかつてこれだけのお言葉を掛けて頂いた経験はない。。

いつもは大きなイベントのときにやるライトアップがほとんどなので

こうして近くでお顔が分かる方たちへ向けてやることは今も少ない。

だから今でも鮮明に残っているのだと思います。

凄い大変だったけど、やってよかったと思える素敵な『旧高田邸ライトアップ』でした。

今後自分の仕事がどう変わっていくかわかりません。

どの仕事をするにしても変わらないこと、

それはお客様の想いを形し、かつその想像を超え、楽しませる仕事をすること。

このときの想いと関わる全ての方に感謝を忘れず、8年目のライトアップを迎えようと思います。

『旧高田邸ライトアップ』

2020年1月13日 13:45

Shunsuke Haruta

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